ラ・サール学園校長 ドミンゴ・ビヤミル

ラ・サール学園は、広く豊かな隣人愛の精神を養い、素晴らしい人間教育活動をしております。

85年前、ラ・サール会の最初の4人のカナダからのブラザー達が、日本にやって来ました。

最初は函館で学校を設立する予定がありましたが、いろいろな困難に遭って、その夢が実現できず、仙台に移動しました。仙台で外国語を教えるようになりました。しかし日本に着いた3年後、戦争が始まりました。しばらく自宅に監禁されてから、強制収容所で抑留されたという困難もあったそうです。

戦後、ブラザー達は諦めず、仙台に戻りました。思いやりをもって、戦争孤児および流浪の小児のために尽力するようにし、ラ・サールホームという児童養護施設が誕生しました。2年後(昭和25年)鹿児島に招待されて、ラ・サール高等学校が始まりました。10年後(昭和35年)、最初に計画された函館ラ・サール高等学校が生まれました。

私は初めて鹿児島に来た時、どうしてこの遠い鹿児島までラ・サールが来たのだろうかと考えていました。確かに、いろいろな出来事がありながら神様の導きではないかと今は考えております。私もなぜ全然知らない鹿児島まで来て、一緒に歩んでいるのかと聞かれれば、神様の導きに違いないと答えるでしょう。

ラ・サール会としては日本における使命実現のために次の4つの基本理念を前提としております。

  1. キリスト教的人間的教育による奉仕
  2. 共同体(ファミリースピリット)の証し
  3. 貧者への優先的奉仕
  4. 連帯

したがってラ・サール会としての日本管区使命宣言というのは、次のようになります。

「日本のカトリック・ラ・サール修道会はラ・サーリアン(ラ・サールに関わる人)と連帯し、聖ラ・サールの精神に則り、社会的に恵まれない、または特別な救いを必要としている青少年に対して学校、福祉施設での活動を通じて、精神的世界への心の扉を開いて、キリストの良い知らせに出会えるように導き、調和のとれた、充実した人間的成長の機会に恵まれるように努めることである」

今後とも伝統を守りつつ、生徒・保護者の皆様の期待にしっかりとお応えしたいと思います。

学園案内について

■ 学園の沿革

「ラ・サール学園の沿革」については
こちらでご覧いただけます

■ 学園の特徴

「ラ・サール学園の特色」について
ご紹介しています

■ 校長あいさつ

「ラ・サール学園」の
校長のあいさつを掲載しています

■ 学園施設紹介

「ラ・サール学園」の施設について
ご紹介しています

■ 部・同好会活動

「ラ・サール学園」の部活動・同好会活動
についてご紹介しています

■ 寄付金募集

「ラ・サール学園」の寄付金募集について
ご紹介しています。

■ アクセス

「ラ・サール学園」の概要・交通アクセス
についてご紹介しています